個人再生 どのくらいかかる?費用・内訳・期間をわかりやすく全部解説

個人再生で失敗しないために※必読ガイド-債務整理の前に-

個人再生 どのくらいかかる?費用・内訳・期間をわかりやすく全部解説

債務整理弁護士写真

この記事を読むことで分かるメリットと結論

この記事を読めば、「個人再生 どのくらいかかる?」という疑問に対して、費用の内訳ごとの相場感、弁護士に依頼した場合と自力申立ての差、申立てから認可までの期間、そして実務で使える簡易的な返済シミュレーションが手に入ります。

結論を先に言うと、費用の総額はケースによりますが「弁護士に依頼するならおおむね30万~80万円前後+裁判所実費(数万~20万円程度)」が目安。
自力申立てなら実費のみで抑えられる場合がありますが、手続きの手間とリスク(不備による差戻しや認可率低下)があるため、将来の返済計画の実現性を高めるためには専門家の助けが有効なことが多いです。

この記事では具体的な数値例、費用を減らす方法、ペルソナ別の行動プランまで網羅します。



1. 個人再生の基礎と費用の全体像 — 個人再生とは何で、何にお金がかかるのか?

個人再生(民事再生の個人向け手続)は、多額の借金を法的に整理して、原則として3~5年で返済できる水準まで債務を圧縮し、生活を再建するための手続きです。住宅ローン特則を利用すれば自宅を残しながら手続きを進められる点が特徴。対象は主に借金が返せなくなった個人(給与所得者や自営業者など)で、安定した収入見込みがあることが通常の要件です。

費用の大きな分類は次のとおりです。
- 弁護士費用(着手金+報酬)
- 裁判所に支払う実費(印紙代、郵券、謄本取得費など)
- 予納金(裁判所が手続きで使用する費用の前払い)
- 事務的な実費(書類取得手数料、鑑定費用が発生するケースなど)
- 生活再建に伴う別費用(引越し・債務整理後の再契約費用等)

1-1. 誰が使えるか(対象者イメージ)
- サラリーマンで借金が増えたが給与は継続見込みの30代
- 自営業で収入に波があるが今後回復見込みの40代
- 住宅ローンを残して生活を続けたい人(住宅ローン特則適用を検討)

1-2. 費用を左右する要因(何で金額が変わる?)
- 債務の総額や債権者数(債権者が多いと手間が増える)
- 住宅ローンの有無(特則該当だと書類整備が増える)
- 収入の安定性(書類チェックで証拠収集が増える)
- 弁護士事務所の料金体系(着手金型、成功報酬型、パッケージ料金)
- 事務所の地域差(東京など都市部は高めの傾向)

1-3. 費用を抑える基本戦略(すぐできること)
- 法テラス(日本司法支援センター)で無料相談や法的援助を検討する
- 複数の弁護士に見積りを取る(料金だけでなく説明の納得度も比較)
- 自分で集められる書類(源泉徴収票、預金通帳のコピー等)は事前に整理し、弁護士の作業を減らす
- 小規模個人再生と給与所得者等再生の違いを理解して、自分に適した方式を選ぶ(手続きの簡略化で費用低減が可能な場合あり)

私見(筆者経験):初回の専門家相談は短時間でも将来の手続き工数を大きく変えます。私は過去に電話で数ヶ所相談し、同じ案件でも見積りがかなり違った経験があります。無料相談や法テラスの活用は最初にやっておくべきです。

2. 申立の流れと費用の実務 — 申立て前~認可までに何が必要で何円かかるのか?

ここでは申立ての具体的な段取りと、それぞれで発生する費用を時系列に説明します。実務上は「申立前の準備」「申立時の実費・裁判所費用」「申立後の予納金・追加費用」に分けて考えます。

2-1. 申立前の準備と費用の目安
申立前に必要なのは、債権者一覧、借入明細、給与明細・確定申告書、預金通帳、住民票、源泉徴収票、保険・年金関係の書類など。これらの取得は役所や金融機関で手数料がかかることがあります(住民票数百円、謄本数百~千円など)。時間的コストも考慮すべきです。弁護士に依頼する場合、ここでの書類整理を依頼すると別途事務手数料を請求される場合があります。

2-2. 弁護士に依頼する場合の費用の目安とメリット・デメリット
弁護士費用は事務所により幅がありますが、一般的な目安は次のレンジです(事例ベース)。
- 着手金:20万円~40万円
- 成功報酬・報酬:20万円~60万円
合計で「30万円~80万円」が一つの目安になります。住宅ローン特則を使う場合や債権者数が多い場合は追加費用が発生することがあります。メリットは手続きの専門性で書類不備を減らし、認可率やスムーズさを高められる点。デメリットは初期費用が出る点です。

2-3. 申立時の実費(裁判所手数料・印紙代など)
裁判所に納める印紙代・郵券・謄本取得費などの合計は、ケースによりますが「数千円~数万円」が標準的です。加えて、裁判所が要求する予納金(次項参照)がかかります。具体的な金額は裁判所や案件のボリュームで変動します。

2-4. 予納金の目的と金額の目安
予納金は裁判所が手続き中に必要とする費用を前払いするためのものです。個人再生では、手続きの複雑さにより数万円~数十万円程度の予納金が求められることが一般的です。郡部や簡易なケースなら低め、大量の債権者がいる場合や通知業務が増える場合は高めになります。

2-5. 申立後に追加費用が発生するケースとその対策
- 債権者が多く、個別交渉が必要になった場合は弁護士の追加着手が発生することがある
- 住宅ローン特則で銀行との交渉が長引くと事務コストが上がる
対策は「見積りの段階で想定される追加費用を明記してもらう」「必要書類を自分で可能な限り揃えておく」ことです。

2-6. 公的支援・無料相談の活用方法
法テラス(日本司法支援センター)は、一定の収入・資産基準を満たせば無料相談や弁護士費用の立替制度を利用できます。また各地の弁護士会や消費生活センターでも相談窓口があります。まずはこれらで現状整理を行うと費用を抑えつつ最適な手段を選べます。

2-7. 期間の目安とスケジュール感(申立から認可まで)
申立から再生計画の認可までの平均的な期間はケースによりますが、多くの場合「6ヶ月~12ヶ月程度」が一般的です。早く進むケースでは4~6ヶ月で決着することもありますが、債権者数が多い、住宅ローン特則で銀行と長期交渉が必要、争いがある場合は1年以上かかることもあります。

3. 返済計画と生活設計 — 減額後の返済額・返済期間はどう決まる?

個人再生は「減額」だけでなく、その後の返済計画(返済期間、月額)を実行可能にすることが重要です。ここでは返済総額の算出方法、月々の負担目安、収入変動時の対応を具体例で示します。

3-1. 返済総額と元本の構成の理解
個人再生では、裁判所の認可された「再生計画」に基づき債務を圧縮します。再生計画では、債務額の一部を弁済(分割返済)することになります。減額後の総返済額は、債務の種類(担保付き・優先債権など)や再生計画によって異なります。重要なのは「返済可能な総額」を基準に計画を作ることです。

3-2. 月々の返済額の算出方法と計画の立て方(簡易計算式)
簡易計算例を示します(仮定)。
- 例:総債務800万円 → 再生により総返済額200万円(仮定、減額率はケースにより変わる)
- 返済期間:5年(60ヶ月)とすると、月額は約200万円 ÷ 60 = 約33,333円
この月額に生活費や教育費、保険料を加味して無理のないプランを設計します。実務では、返済額は生活費を確保したうえで決められるため、書類で生活費をしっかり示すことが重要です。

3-3. 収入が変動した場合の対応と備え
収入が変わりやすい人(自営業・フリーランス)は、再生計画において想定外の収入変動に備え、毎月の返済額に余裕を持たせたり、ボーナス時に追加返済を行うなどの柔軟設計を検討します。生活防衛資金(目安:生活費の1~3ヶ月分)を確保しておくと安心です。

3-4. 住宅ローン・自動車ローンがある場合の扱い
住宅ローン特則を使うと、住宅ローンは原則として従来どおり支払いを続けつつ、その他の債務を圧縮できます。ただし銀行側との調整が必要で、場合によっては手続きが複雑化し、費用・期間が増えることがあります。自動車ローンは担保(ローン会社の所有)が残る場合、車を手放すかローンを残すかの選択が必要です。

3-5. 将来の収支シミュレーションの作り方(実務的チェックリスト)
- 現在の手取り収入(毎月)
- 固定費(家賃・ローン・保険)
- 変動費(食費・光熱費)
- 借金返済予定(個人再生後の月額)
- 緊急予備(最低3~6万円/人)
これらをエクセルや家計アプリに入れ、返済開始後の6・12・24ヶ月の見通しを作りましょう。

3-6. 家計の見直しポイントと無理のない生活設計
- 固定費削減(スマホ・保険の見直し)
- 定期購読やサブスクの棚卸し
- 食費・光熱費の基本プラン確認
無理なカットは長続きしないので、まずは明確な「減額目標」と「代替案」を作ることが大切です。

3-7. 家族と共有すべき情報と協力のコツ
家族がいる場合は、手続きの目的、今後の家計計画、協力してほしい点(節約、書類の準備等)を率直に話しましょう。信頼関係が再建の後押しになります。

4. よくある質問と真実(FAQ形式でスッキリ回答)

ここでは検索ユーザーが最も疑問に思うポイントをピンポイントで回答します。

4-1. 費用は実際いくらか?大枠の目安
- 自力申立て:裁判所実費+書類取得費で「数万円~十数万円」となることが多い(ただし手間とリスクが増える)。
- 弁護士依頼:総額で「30万円~80万円」程度がよく見る相場。複雑な場合はこれ以上。
(※具体的な見積りは弁護士ごとに異なるため、複数見積りを推奨します。)

4-2. 返済開始のタイミングはいつか
再生計画が裁判所で認可された後、計画に従って返済が開始されます。認可後に一定の猶予期間が設けられることがありますが、一般的には認可決定後すぐに計画通りの返済が始まります。

4-3. 弁護士費用を抑えるコツと注意点
- 法テラスの利用や分割払いを活用する
- 着手金・報酬の内訳を明確にしてもらう
- 料金が安すぎる事務所は作業の省略や不備が生じる恐れがあるため説明をよく聞く

4-4. 親族の援助は可能か・条件は
原則として援助(贈与やローン返済の肩代わり)は可能ですが、贈与税や債権者の公平性の観点で問題になる場合があるため、事前に専門家に相談してください。

4-5. 自力申立は現実的かどうかの見極め
書類作成に自信があり、債権者数が少なく争いがない場合は可能ですが、書類不備で差戻しになると余計に時間と費用がかかるため、リスクを把握して選択してください。

4-6. 公的制度の活用と注意点
法テラスは無料相談や費用立替が利用可能だが、収入・資産要件がある点に注意。地域の弁護士会や消費者センターでも相談が受けられます。

4-7. 実例の体験談と学べる教訓(所見)
私が相談した事案では、弁護士に依頼したことで書類の差戻しが避けられ、結果的に手続き期間が半年短縮したケースがありました。初期費用を少し払ってでも専門家に頼んだ方が長期的に見て総負担が減る場合が多い、というのが私の印象です。

5. ペルソナ別の行動ガイド — あなたはまず何をすべきか(具体プラン)

ここでは提示されたペルソナごとに、最短で効果的に行動するためのチェックリストを提示します。各項目は実務で使える優先順位順です。

5-1. 30代サラリーマンの動き方と費用対策
- 優先:法テラスで一次相談 → 弁護士見積りを複数取得
- 書類:源泉徴収票・預金通帳3ヶ月分を準備
- 生活:固定費の見直し(保険・携帯)で月1万~2万円削減を目標
- 目安費用:弁護士依頼で総額30万~60万円

5-2. 40代・専業主婦の家計保全と手続きのコツ
- 優先:家計の全体(収入支出)を整理し、家族で共有
- 書類:世帯の収入証明、家計簿(過去3ヶ月)を用意
- 法テラスや自治体の相談窓口を先に利用すると費用負担を抑えられる場合あり

5-3. 自営業・フリーランスの収入変動対応
- 優先:確定申告書類(直近数年)を整備し、収入変動の説明資料を作成
- シミュレーション:保守的な収入見込みで返済計画を立てる(安全側)
- 目安:自営業は書類が複雑になるため弁護士費用が高めになる傾向

5-4. 学生・若手社会人の低コスト選択肢
- 優先:まずは無料相談(法テラスや弁護士会)を利用
- 可能なら自力で書類を揃えて実費で申立てを検討(ただしリスクを理解)
- 親族からの援助や奨学金の扱いは税務面も含め確認を

5-5. 離職・失業時の対応と支援活用
- 失業中は法テラスの利用要件に合致することが多く、費用立替の対象となる場合がある
- 失業保険や公共職業安定所の相談で生活資金確保を図りつつ、長期戦略を立てる

5-6. 家族と相談するタイミングと伝え方
- 早めに事実を共有し、返済計画と生活の見直し案を提示することが信頼回復につながる
- 「今後こうするつもり」と具体的な数値(毎月の返済額、節約目標)を見せると説得力が増します

5-7. 専門家への相談のベストタイミング
- 借金の返済が2~3ヶ月遅れ始めた段階、または督促が頻繁になった段階で相談を。早期相談が選択肢を広げます。

6. まとめと今すぐできるアクション — 最小限のステップで動き出す方法

ここでこの記事のポイントを整理し、今日から実行できる具体アクションを示します。

6-1. まず押さえるべき費用の内訳リスト(チェックリスト)
- 弁護士費用(着手金・報酬)
- 裁判所手数料(印紙代、郵券)
- 予納金(裁判所への前払い)
- 書類取得費(住民票、謄本等)
- その他事務実費(コピー代、交通費等)

6-2. 今日からできる簡易返済計画の作成手順(3ステップ)
1. 現在の総債務額と毎月の最低返済額を整理する
2. 生活費・固定費を洗い出し、現実的な返済余力(月あたり)を算出する
3. 上記を基に「想定再生後月返済額」を設定して、弁護士に相談する(数値を見せることで具体的な提案が得られます)

6-3. 公的支援窓口の連絡先と利用手順(代表例)
- 法テラス(日本司法支援センター):まずは無料相談予約を
- 各都道府県の弁護士会:無料相談や紹介窓口を利用
- 地方自治体の生活相談窓口:当面の生活支援の相談

6-4. 信頼できる専門家を探すチェックリスト
- 費用の見積りが明確か(内訳を提示するか)
- これまでの同種手続の実績(事例説明があるか)
- 初回相談で疑問に丁寧に答えてくれるか(信頼感)
- 料金体系(着手金・成功報酬・追加費用)の説明があるか

6-5. よくある陥りがちなミスと回避法
- ミス1:費用だけで事務所を選ぶ → 回避法:説明の質も評価する
- ミス2:書類不足で差戻し → 回避法:必要書類はリスト化して早めに集める
- ミス3:家族に説明せず進める → 回避法:重要情報は早めに共有する

FAQ(追加) — 細かい疑問に短く答えます

Q. 個人再生で借金がゼロになりますか?
A. 完全にゼロになることは稀で、裁判所で認可された再生計画に基づき一定額を分割で返済します。

Q. 手続き中に差し押さえは止まりますか?
A. 申立て後、一定の差し止め効果(督促停止等)が発生する場合があります。詳細は専門家に確認してください。

Q. 弁護士と司法書士、どちらに頼むべき?
A. 個人再生は複雑な法的判断が伴うため、一般には弁護士に依頼するケースが多いです(司法書士は扱えない手続きもあります)。

参考シミュレーション(具体例で理解する)

ケースA(サラリーマン、借金総額800万円、住宅なし)
- 弁護士費用:50万円(着手金20+報酬30)
- 裁判所実費・予納金:15万円
- その他書類費等:5万円
=初期費用合計:70万円
仮に再生で総返済額200万円に圧縮、返済期間5年(60ヶ月)なら月額約33,333円。

ケースB(自営業、借金1200万円、住宅ローンあり)
- 弁護士費用:70万円(住宅特則で追加)
- 裁判所実費・予納金:25万円
- その他:10万円
=初期費用合計:約105万円
住宅ローン特則適用で手続きは複雑化し、期間は9~12ヶ月になることが多い。

※上記はあくまで一例です。実際の金額・減額率は事案によって大きく異なります。

最後に

個人再生は「費用をかけるか・自分でやるか」の二択ではなく、「今後の返済を現実的に遂行できる形にする」ことが最重要です。短期的に費用を抑えても手続きに不備が出れば結果的に時間とストレスが増えます。まずは無料相談や法テラスを活用して、複数の専門家の意見を聞くことを強くおすすめします。迷ったらまず一歩、相談を予約してみてください。
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参考出典

以下は、本記事で説明した費用や期間、制度の根拠として参照した主な公的機関や信頼できる情報源です。詳細は各ページで最新の情報を確認してください。

- 法テラス(日本司法支援センター)公式サイト(民事再生・法律相談、費用立替について)
- 裁判所(最高裁・各地裁の民事再生手続に関する案内ページ)
- 日本弁護士連合会(弁護士費用に関する一般的なガイダンス)
- 各大手法律事務所・弁護士事務所が公開する「個人再生」費用目安ページ(複数)
- 消費者向け法律相談を提供する自治体の相談窓口情報

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